TOP > 大会・研究会等 > 研究例会 > 2007年度 > / Update: 2007.9.19

第249回研究例会

公共図書館の力よ、すべての国民にとどけ!

フィンランドの図書館2007年9月


研究例会は、日本図書館研究会の会員・非会員を問わず、どなたでも自由にご参加いただけます。事前の申込等も必要ありません。
日時:
2007年12月12日(水)19:00〜21:00
会場:
大阪市立弁天町市民学習センター 第3研修室
大阪市港区弁天1−2−2−700オーク2番街7階
地下鉄中央線「弁天町」西口2A出口より徒歩3分。JR環状線「弁天町」駅下車北口より徒歩3分
電話:06-6577-1430
発表者 :
稲垣 房子(関西大学非常勤講師)
テーマ :
公共図書館の力よ、すべての国民にとどけ!−フィンランドの図書館2007年9月
要旨:
 フィンランドの公共図書館のサービスレベルの高さは以前からよく知られているが、2007年9月に訪問した公共図書館はフィンランド南西部の13館。ヘルシンキ近郊のエスポー市立中央図書館長は開口一番「図書館は民主主義にとって、とても大事な存在です!」このいきいきとして、活動的な図書館は、巨大な商業施設の中核施設として2003年に誕生した。館内に行政窓口や消費者アドバイザーを置いたり、居心地のよいジュニアのための部屋を用意し、青少年のためのカウンセリング・プロジェクトを立ち上げたり、50名の司書の戦略が次々とうちだされている。小学校と同じ敷地に立つ小さなリマッティラ市立図書館ではツアー仲間が小学生と折紙を作る交流授業も体験。古都トゥルクで歴史のある旧館を再生しながら、モダンな新館で活発な活動を展開するトゥルク市立中央図書館等、進化するフィンランドの図書館を紹介する。