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第281回研究例会

目撃せよ!紙片が宝に変わる瞬間(とき)

−図書館員のアーカイブ資料探検−


研究例会は、日本図書館研究会の会員・非会員を問わず、どなたでも自由にご参加いただけます。事前の申込等も必要ありません。
日時:
2011年6月18日(土)14:30〜16:30
会場:
同志社大学今出川キャンパス至誠館3階会議室
京都市上京区今出川通り烏丸東入(地下鉄「今出川」下車)
発表者 :
井上 真琴 氏(同志社大学企画部)
テーマ :
目撃せよ!紙片が宝に変わる瞬間(とき)−図書館員のアーカイブ資料探検−
概要:
MLA連携が声高に語られながらも,図書館界ではアーカイブ資料への関心は低い。取り扱う資料の無二性,図書館目録との粒度の違い,公開制限等の特性により図書館員からは敬遠されがちである。館内未整理資料の目録化の機運はなく,レファレンス業務の現場でも他機関が所蔵公開するアーカイブ資料の活用すら想定されない。事態を改善するには,まずは図書館員が具体的にアーカイブ資料の整理プロセスを経験し,紙片の一つひとつが与えてくれる豊饒な情報と意味を知る瞬間が必要である。本報告では,同志社大学図書館・田中稲城(初代帝国図書館長)関係文書を整理するなかで見えてきた,図書館とアーカイブズの接点と連携可能性を紹介する。
参 考:
・井上真琴・小川千代子「アーカイブ資料整理へのひとつの試み:同志社大学所蔵田中稲城文書・竹林熊彦文書の場合」『大学図書館研究』77,2006.8. p.1-11.
竹林文庫(同志社大学学術リポジトリ/貴重書デジタル・アーカイブ)
その他
*全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)第36回大会(2010年11月・京都)で行われ た好評のご報告を,再度,図書館界に向けたメッセージとしてご発表いただきます。
*同日,井上様および同志社大学図書館のご好意により,同館所蔵田中稲城・竹林熊彦文庫の見学会を行います(13:00-14:00予定)。こちらは事前申込が必要です(定員20名)。5月25日(水)までに nal281reikai@gmail.com (本件専用アドレス。「@」は全角で表記していますが,実際は半角で入力ください)または当会事務局宛にFAX・はがきでお申し込みください。参加の可否・詳細は折り返しご連絡します見学会をお申込いただいた方に詳細をお知らせしました。未着の場合は至急お知らせください。なお研究例会(14:30-)は申込不要です。どうぞご参加ください