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日本図書館研究会特別研究例会

評議員会の開催にあわせ特別研究例会を開催します。
本例会は、会員はもとより、広く公開しています(参加は無料です)。事前申込等も特に必要ありません。
奮ってご参加ください。


日時:
2011年5月29日(日)10:45〜12:15
会場:
大阪市立中央図書館 5F会議室
地下鉄千日前線・長堀鶴見緑地線西長堀駅下車 7号出口すぐ
南海・汐見橋、阪神・桜川から徒歩各15分
テーマ :
図書館の公契約基準の提起―図書館員の専門性蓄積と雇用安定のために
発表者:
松岡 要氏(日本図書館協会事務局長)
要旨:
図書館の管理運営や業務の外部化は、指定管理者制度など様々な手法により進められ、派遣職員は正規雇用職員総数の5割に匹敵するまでに至っている。図書館員の専門性の蓄積、図書館の管理運営母体の脆弱化を懸念する。そこで図書館の外部化を公契約の面から捉え、委託者、受託者双方が公共サービス実現のために共有できる課題として日本図書館協会は「公契約基準」を提起した。この提起は同時に、直接雇用職員の専門職制度の確立が不可欠である。正規雇用職員や直営による好ましからざる実態を挙げて批判されていることの要因にも触れて問題提起をしたい。
参照:
『図書館雑誌』104(12), 2010.12. p.816-819

*なお、当日午後、同所で評議員会が開催されます。