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第48回(2006年度)研究大会のご案内

日本図書館研究会

日時・場所 / 参加要項 / 第1日目プログラム / 第2日目プログラム

 2006年度日本図書館研究会研究大会を下記により開催いたします。
 本年も例年どおり,第1日目に個人研究発表とグループ研究発表を行い、第2日目には「2007年問題と図書館の今後」をテーマとしてシンポジウムを行います。間近に迫ったこのことについてどのようにとらえることができるのか論議を深めたいと考えております。
 本研究大会に、会員はもとより、多くの方が参加されますよう期待しております。

 また,本年度は佛教大学のご好意により会場の提供を受けることができました。 感謝申しあげる次第です。

日時:
2007年2月17日(土)〜18日(日)
会場:
佛教大学『常照ホール』
京都市北区紫野北花ノ坊町96
紫野キャンパス成徳常照館(図書館)5階
京都市バス「佛教大学前」下車すぐ、または「千本北大路」徒歩3分。
市バス所要時間は、JR京都駅より約40分、地下鉄北大路駅より約10分(JR京都駅−北大路駅は地下鉄で約15分)、阪急大宮駅より約20分、京阪出町柳駅より約20分、京阪三条駅より約40分、JR二条駅より約15分、JR円町駅より約10分
佛教大学WWWサイト (交通アクセス市バス系統図紫野キャンパス地図成徳常照館

参加要項

参加費:
会 員 2,000円
非会員 3,000円(団体会員は非会員扱いとなります)
学 生 1,000円(会員学生は、「学生」となります)
 当日受付でお支払いください。
参加申込・お問い合わせ先:
2月2日までに(1)氏名、所属、連絡先(メール、電話)(2)参加日、(3)交流会参加の有無を記入の上、メールまたはハガキで下記までお申込ください。
582-8582 大阪府柏原市旭ヶ丘4-698-1
大阪教育大学附属図書館秋山気付 日本図書館研究会大会事務局
E-mail nal48taikai@yahoo.co.jp(今大会専用アドレス)
なお、電話での申し込みはお受けできませんのでご了承ください。

お願い


第1日目プログラム

2007年2月17日(土)

受付9:30〜
開会挨拶(理事長 塩見昇)10:00〜10:10
司会:高鍬裕樹(研究委員)
個人研究発表(報告15分・質疑5分)
1.「患者図書室:患者情報室等の現状と課題」(仮題)
   杉本節子(大阪市立大学大学院後期課程)
10:10〜10:30
2.「英国におけるDAISYと視覚障害者への図書館サービス」
   立花明彦(静岡県立大学短期大学部)
10:30〜10:50
グループ研究発表(報告25分・質疑5分)
1.「インターネット予約は図書館サービスを豊かにしているか」
   読書調査研究グループ(脇坂さおり,加藤ひろの)
11:00〜11:30
2.「ブックスタートを検証する」
   児童YA図書館サービス研究グループ(中西美季)
11:30〜12:00
    <昼食・休憩>12:00〜13:10
グループ研究発表(報告25分・質疑5分)
3.「オントロジと主題アクセス法」
   整理技術研究グループ(渡邊隆弘)
13:10〜13:40
4.「1996年カリキュラムの諸問題と今後の展開(仮題)」
   図書館学教育研究グループ (柳勝文)
13:40〜14:10
5.「公共図書館における有料データベースの導入」
   図書館情報システム研究グループ(藤間 真)
14:10〜14:40
    <休憩>14:40〜15:00
6.「英国における学術情報基盤から知識情報基盤への変容と情報プロフェッションの役割」(仮題)
   「マルチメディアと図書館」研究グループ(呑海沙織)
15:00〜15:30
7.「上田市立図書館におけるPTA母親文庫創作グループ(1960年代を中心に)」(仮)
   オーラルヒストリー研究グループ (篠原由美子)
15:30〜16:00
その他報告等
図書館研究奨励賞報告16:10〜
会務報告
交流会17:00〜

第2日目プログラム

シンポジウム 『2007年問題と図書館の今後』

2007年2月18日(日)

テーマ設定の趣旨(研究委員長:寒川登)9:50〜10:00
司会:渡邊隆弘(研究委員)
発表
1.堀 薫夫氏(大阪教育大学)10:00〜11:00
2.前田章夫氏(大阪府立中之島図書館)11:00〜11:40
3.早瀬 均氏(名古屋大学附属図書館)11:40〜12:20
    <昼食・休憩>12:20〜13:20
4.高島涼子氏(北陸学院短期大学)13:20〜14:00
討議14:10〜16:40

シンポジウムの趣旨

 2007年から数年の内に,いわゆる「団塊の世代」,約750万人が現役生活を満了し,巨大な新「シニア市場」を形成すると言われている。そのことが,一気に世代交代をすすめることになる組織に,あるいは組織から解き放たれた人々を迎える地域社会にどのような影響をもたらすのか,さまざまな観測が行われている。

 図書館の世界でも同様の状況が生ずることになり,今後の図書館運営・経営の在り方が問われている。この大きな世代交代のなかで,図書館サービスを安定的に提供していくために職場としてどのような対処が可能なのか,若年層の雇用に影響を及ぼすことなく,且つ再雇用制度の活用もできるような具体的な検討が必要になる。

 また,第一線を退き図書館利用者となる「団塊の世代」にとって魅力的な図書館サービスとはどのようなものなのか,いわゆる今後の高齢化社会のなかで,図書館サービスに求められるものは何か,どのような内容で,どれくらいの量・質を,どのように提供するのかも問い直されよう。

 「団塊の世代」の経験や知識などをもって,NPO,ボランティア等いくつかの新たな図書館貢献の道を模索する動きも現実化している。こうした全体状況を踏まえつつ,これからの時代に向けた図書館サービスの拡大と深化,それを保障する図書館運営のあり方についてこのシンポジウムでは考えたい。

 パネリストとして4人の専門家からお話しいただきます。最初に,「団塊の世代」そのものについての分析,そこから導き出される課題等について。次に,公共図書館の運営・経営実態にみるこの世代が果たしてきた役割,この世代後の図書館運営の課題,利用者としてのこの世代へのサービス課題などについて。そして,大学図書館の運営・経営実態にみるこの世代が果たしてきた役割,外国の事例,この世代後の大学図書館運営の課題などについて。さいごに,高齢者への図書館サービスなどの課題についてお話しいただき,全体討議をすすめてまいります。