TOP > 大会・研究会等 > 研究大会 > 2012年度 / Last update: 2013.2.23

第54回(2012年度)研究大会のご案内

日本図書館研究会

日時・場所 / 参加要項 / 第1日目プログラム / 第2日目プログラム

設定した〆切は過ぎましたが、引き続き2月28日(木)までお申し込みをお受けしています。当日参加も可能ですが、できるだけ事前お申し込みいただけると事務処理上助かります。


 日本図書館研究会2012年度(第54回)研究大会を,下記により開催します。
 例年どおり,1日目に個人発表とグループ研究発表を行い,2日目「ネットワーク時代の図書館とプライバシー:なぜ守る?どう守る?」をテーマにシンポジウムを行います。
多くの方が参加されることを期待します。

日時:
2013年3月3日(日)〜4 (月)
会場:
同志社大学新町キャンパス 臨光館R205番教室
京都市上京区今出川烏丸西入上立売下ル
京都市営地下鉄・烏丸線「今出川」駅下車。交差点3筋西へ,新町バス停前北へ右折。

参加要項

参加費:
会 員 2,000円
非会員 3,000円(団体会員は「非会員」扱いとなります)
学 生 1,000円(会員学生は「学生」となります)
交流会 5,000円  参加費・交流会費については,当日受付でお支払いください。
参加申込・お問い合わせ先:
2月17日(日)までに,(1)氏名,(2)所属,(3)会員・非会員・学生の別,(4)参加日(いずれか1日だけの参加も可能ですが,参加費は両日参加の場合と同額です)(5)交流会参加の有無,を記入の上,E-mailまたはハガキで下記までお申込ください(電話での申込みはお受けできません)。

設定した〆切は過ぎましたが、引き続き2月28日(木)までお申し込みをお受けしています。当日参加も可能ですが、できるだけ事前お申し込みいただけると事務処理上助かります。

594-1198 大阪府和泉市まなび野1-1 桃山学院大学
志保田務メールボックス気付 日本図書館研究会第54回研究大会 宛て
E-mail nal54taikai@gmail.com (本件専用アドレス。「@」は全角で表記していますが,実際は半角で入力ください)

以下のことについて必要な場合は,その旨具体的にご記入ください。

  • 出張手続き用の公文書の必要な方(宛先,必要記載事項等を具体的にお示しください)
  • 身体的理由等により車を使用される方で駐車スペースの必要な方(上記の方以外には駐車のお世話はできません。ご了承下さい)
  • 手話通訳等(日本手話、日本語対応手話)をご希望の方
  • 参加者名簿に所属(お名前)の掲載を希望されない方(ご指示なき場合,記載します)

お願い


第1日目プログラム

2013年3月3日(日)

受付10:00〜
開会挨拶(理事長 川崎良孝)10:30〜10:40
司会 :渡邉斉志,赤澤久弥(研究委員)
個人研究発表(発表15分・質疑5分)
1.公立図書館の評価指標に関する考察と提言:「登録」に係わる数字を中心に
石橋 進一(同志社女子大学 嘱託講師)
10:40〜11:00
2.「図書館協議会」という法規定を活かす:実態把握と活性化に向けた検討
藤井 兼芳(大阪府立中之島図書館),中道 厚子(大阪大谷大学)
11:00〜11:20
  <休 憩>11:20〜11:30
3.利用記録の秘密性に関する考察:プライバシーが保護するものは何か
高鍬 裕樹(大阪教育大学)
11:30〜11:50
4.場としての図書館:その歴史的展開と研究方法について
久野 和子(愛知学泉大学)
11:50〜12:10
  <昼食・休憩>12:10〜13:30
司会 :田村俊明,村林麻紀(研究委員)
グループ研究発表(発表20分・質疑10分)
1.情報環境生態系の変容と次世代図書館システム
「マルチメディアと図書館」研究グループ(北 克一,村上泰子,川瀬綾子)
13:30〜14:00
2.千葉県立中央図書館「ひかり号」関係資料の分析:1940−1950年代を中心に
オーラルヒストリー研究グループ(石川敬史,大岩桂子)
14:00〜14:30
3.ISBD統合版の研究:改訂内容の検討とその意義
情報組織化研究グループ(松井純子)
14:30〜15:00
  <休 憩>15:00〜15:15
4.科目〈図書館サービス特論〉における障害者サービス論の展開についての検討
図書館サービス研究グループ(立花明彦)
15:15〜15:45
5.「児童サービス論」養成実態調査3
児童・YA図書館サービス研究グループ(中西美季、井上靖代)
15:45〜16:15
その他報告等
図書館研究奨励賞(担当理事 山本順一)16:20〜
会務報告(事務局長 前田章夫)
交流会(セカンドハウス・ウィル(同志社大学室町キャンパス 寒梅館7階))17:00〜19:00

第2日目プログラム

シンポジウム
「ネットワーク時代の図書館とプライバシー:
なぜ守る?どう守る?」

2013年3月4日(月)

受付9:00〜
テーマ設定の趣旨(研究委員長:志保田務)9:30〜9:35
司会:南 亮一,前川 敦子(研究委員) フロアマネジャー:阪上宏一(研究委員)
発表
山本 順一氏(桃山学院大学)
図書館利用者のプライバシーの法的保護:歴史的視点から
9:35〜10:15
前田 勝之氏(なんとか株式会社)
図書館における個人情報/プライバシー情報の取り扱い:情報セキュリティの視点から
10:15〜10:55
    <休憩> 
高野 一枝氏(元・図書館システムベンダー勤務)
図書館システムとプライバシー:ベンダーの視点から
11:05〜11:45
新 出 氏(白河市立図書館)
公共図書館の「利用」とプライバシー:図書館職員の視点から
11:45〜12:25
    <昼食・休憩>12:25〜13:40
討議(途中休憩を含む)
山本 順一,前田 勝之,高野 一枝,新 出
司会:前川 敦子(研究委員) 進行マネジャー:南  亮一(研究委員)
13:40〜16:30

シンポジウムの趣旨

 図書館記録の秘密性,図書館利用者のプライバシーを守ることは,図書館の基本的な価値と考えられてきた。
 一方,近年の電子ネットワーク環境下において個人に関わる図書館記録は,多様化しており,保存や利用の形も大きく変化している。世代間のプライバシー意識の乖離,Library2.0と呼ばれる新たなサービス志向が生まれ,また最近ではいわゆる「ビッグデータ」として図書館利用データの利活用の可能性が論じられてもいる。図書館利用者のプライバシーに関して,多くの論点や検討すべき点をもつ時期をむかえている。
 図書館利用に関わるプライバシーは,なぜ守られてきたのか。社会的にどのような意味を持つのか。電子ネットワーク環境下においてどのように,守り,取り扱うべきか。
 図書館界内/外・理論/技術面からの立場を交えて,幅広く論議を展開し,それを深める機会としたい。