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公共図書館の職員の現状，職種，「必置規制」

松岡　要

東京特別区の職員制度から職種名「司書」が廃止された。司書資格を要件とした図書館職員の採用のない特別区において，司書「職」があったこと自体奇異な感じをもつが，この廃止は現在の地方公務員の人事制度改変の動きや地方分権を名目とする必置規制と連動したものである。
この問題をきっかけに調べた図書館員をめぐる人事制度の現状について紹介したい。