日本図書館研究会2020年度通信評議員会報告

 2020年度評議員会は,新型コロナウイルス感染拡大防止のため,通信評議員会として実施された。

【実施状況】
回答書提出期限 2020年6月22日(月)
評議員定数 23名
出席者(回答書提出者) 22名
欠席者(回答書未提出者)1名
【回答書提出評議員】
東北:加藤孔敬,鈴木史穂
関東:石川敬史,大石 豊,小池信彦,呑海沙織,三浦太郎
北陸:鷲澤淑子
東海:是住久美子,田中敦司
近畿:井上昌彦,井上靖代,佐藤 翔,谷合佳代子,谷嶋正彦,村林麻紀,脇坂さおり
中国:杉野 築,松崎博子
四国:山重壮一
九州:伊東達也,永利和則
【議題および採決の結果】
※過半数(12名)で承認
案件第1 2019年度事業報告
     賛成22  反対0  保留0
案件第2 2019年度決算報告
     賛成22  反対0  保留0
案件第3 2019年度会計監査報告
     賛成22  反対0  保留0
案件第4 2020年度事業計画案の提案
     賛成22  反対0  保留0
案件第5 2020年度予算案の提案
     賛成22  反対0  保留0
案件第6 その他(報告)
     ①役員選挙制度の見直しについて
     ②財政健全化の方策について
     ※報告事項につき採決なし
 以上により,案件第1~案件第5は全会一致で承認された。

【通信評議員会における意見・質問】
※(評)は評議員,(理)は理事
案件第1 2019年度事業報告
(評)新型コロナウイルス感染症流行拡大に伴い,さまざまな事業が中止,延期となったことは残念である。
一方,オンラインを活用した事例も出てきている。会費や参加費などによって運営される団体としては,
参加費などを集めにくい中で経費面の工夫などが課題となると思うが,会員の経験,知恵など集めていけ
たらよいと考える。
(理)今年度は,研究例会や研究大会などのWeb開催を積極的に検討していく予定です。
(評)いつも魅力的な事業をありがとうございます。諸活動の中止・延期は,やむを得ない判断だったと考
える。
(評)多くの事業が中止や繰り延べになっているのはやむを得ないと思う。このままZoom開催を続ければ出
費が減らせていいのではないか。
(評)新型コロナウイルスの影響で,研究大会や研究例会が中止となったことは残念だが,致し方ないこと
と考える。限られた時間内で判断されて,すばやい対応をなされた理事長,事務局長をはじめとする関係
者の皆様に感謝申し上げる。
(評)2019年度特別研究例会の報告が『界』に未掲載の理由は何か?
(理)担当委員が本務多忙のため報告作成が困難となり,やむを得ず未掲載となりました。
案件第2 2019年度決算報告
(評)2019年度研究大会中止に伴う経費補填は,2020年度予算ではなく,2019年度予算からの
支出のほうがよかったのではないか。
(理)参加者の費用補償の決定が2020年度第1回理事会になったため,やむを得ず2020年度からの
支出となりました。
案件第3 2019年度会計監査報告
(評)監査報告ありがとうございます。
案件第4 2020年度事業計画案の提案
(評)『界』に会員募集のチラシのページ(入会申込用紙を兼ね,切り取ってFAX送信できるような)を設け,
職場や会合などで,関心のある人を誘えるような試みはどうか。コロナで中々研修会や刺激が得られにく
くなっている今,[日図研は]刺激を得たり,研修・発表の場としてよいのでは。
(理)ご提案を検討させていただきます。
(評)研究例会など,遠隔・オンラインでの開催ができるように(持続して研究発表・報告ができるように)
環境を整えていただくことを希望する。メールマガジンなどにより,例会や選挙など積極的な(定期的な)
広報・発信が必要ではないか。
(理)メルマガは,現状では不定期の発行ですが,定期発行または発行回数増について検討します。
(評)COVID-19対応の状況下,計画や予算案に工夫や活性化方策の検討が見られる。今年は図書館法制定7
0周年,来年は日本図書館研究会75周年であるが,図書館界における研究の実践の蓄積は大きく,幅広い
視野の広がりも感じられる。ネットワーク社会の進展においても国民一人ひとりが自分で考え,判断できる
よう図書館サービスによる支援やそれを発展させる研究の一層の発展が欠かせない。
(評)研究例会やセミナーの実施にあたって,「オンラインによる開催も視野に検討」と明記されているが,
研究大会も含め,ぜひそうした方式での開催に取り組んでいただきたい。移動が伴わないことで,交通費・
宿泊費の負担がなくなり,遠隔地の会員にとっては参加しやすさにつながるという積極的な意味づけもでき
ると思う。
(評)例会など,リアルな対面を伴う活動は,無理をしなくてもよいと考える。事務局の活動なども,無理を
しないでいただきたい。
(評)延期となった事業の見通しがよくわからなかった。
(理)新型コロナウイルス感染防止のため延期した事業については,感染防止策を講じた上での集会形式(定員
限定)またはWeb開催として,秋以降に順次実施する方向で検討しています。
(評)研究会のZoom開催も視野に入れていただくのがいいと思います。
(評)新型コロナウイルスの影響で,行事等の未定の部分が多く,事業計画が立てにくい状況にある点は了承す
る。できればオンラインを使った研修会等を開催して,会員の学習機会の確保を考えていただきたい。
案件第5 2020年度予算案の提案
 特になし
案件第6 その他(報告)
     ①役員選挙制度の見直しについて
(評)事務的にはタイトな取り組みとなると思うが,ご提案に賛同する。
(評)地区ブロックより,研究者,大学図書館,公共図書館,学校図書館など館種等の代表の方がわかりやすい
のではないか。
(評)ブロック制は必要ないと思う。
(理)ブロック制は現行選挙制度の根幹であり,変更には抜本的な検討が必要となります。理事会・評議員会の
みならず,多くの会員の意見を聞いた上で検討させていただきます。
(評)「前回役員選挙における問題点の再発防止策」について,記載の対策を行っていただきたい。
(評)投票締め切り日を前倒しすると,投票用紙到着から締切までの期間が短くなるが,大丈夫か。
(理)投票期間は約4週間あり,問題ないと考えます。
(評)議論の方向性について,賛成である。一般会員の意見を聞く場を設けるようお願いしたい。
(評)「役員候補者の推薦の偏り」の見直しは必要と思う。一般の会員増加を望むのであれば,限定的な推薦に
よる理事などは魅力ないものとうつると思う。知り合いの集まりならともかく,学会ならばもっと透明性のあ
る理事任命が必要では。
(理)ご指摘の点について,検討させていただきます。
(評)「再発防止策」について,消印有効票を郵便の遅延で無効にするのはおかしいのではないか。「●月●日
17時までに必着」にしてはどうか。
(理)開票日までの期間を十分確保することで無効票が生じないように努めます。
(評)ご提案の内容に賛成である。
(評)「再発防止策」については,ご提案のとおりで了承する。「役員選挙制度の見直し」については,評議員
のブロック制は必要だが,評議員の定数やブロック割の見直しは必要だと思う。
(理)ご指摘の点について,各ブロックの意見をうかがって検討させていただきます。
案件第6 その他(報告)
②財政健全化の方策について
(評)研究大会は,会員間の交流の場でもあるので,2日間開催を希望する。また,難しい課題ではあるが,現
場の図書館員の方々の入会と,現場の実践を報告できる場(当該図書館など)を設定してもよいのでは。研究
助成として,現場の図書館員の方々への助成制度の創設も可能か?
(理)ご意見について検討させていただきます。
(評)『図書館界』での連載企画,若手座談会に期待している。
(評)支出の削減や効率化,誌面の魅力向上を進めていただきたい。
(評)諸々の取り組みやお考えに賛成である。『界』の連載に関連して言えば,『情報の科学と技術』でやって
いた連載「オープンサイエンスのいま」が,私的には非常に興味深いものであった。
(理)「オープンサイエンスのいま」については同感です。この連載は『界』の新連載企画のヒントになっていま
す。
(評)国際セミナーの開催については,中止されることになったと記憶しているが,継続に変更になったのだろう
か?財政状況が厳しいし,JLAと同じく財政支援をしない方向で継続となったのか?2019年度・2020年
度の報告・計画を見ても現状維持にしか見えないが。
(理)「国際図書館学セミナーの廃止または見直し」について,方針を変更したわけではありません。資料で説明
したとおり,「現行のセミナーを2021年度(2020年度に予定されていたセミナーが新型コロナウイルス
の影響で延期)で休止し,新たな枠組みのもとで実施しては,との提案が出されている(2019年度国際セミ
ナーにおける上海図書館との意見交換)。国際交流の意義を維持しつつ,できるだけ費用を掛けない方法を検討し
たい」ということです。
(評)ネット活用しかないのでは。
(評)派遣,業務委託,指定管理などは図書館にとってよいと思わないが,会員獲得のためにこれらの会社との連
携・共同研究なども検討に入れる必要があるのではないか。
(理)ご意見について検討させていただきます。
(評)「事業の充実を優先」との方針は,妥当なものと思う。コロナのために先行き不透明だが,活動の充実を期
待している。
(評)ご提案の内容に賛成である。
(評)特に具体的な提案はできないが,若手会員を入れる方法として検討されていることは積極的に取り組んでい
ただきたい。
                         (記録文責:松井純子 事務局長・大阪芸術大学)