第14回国際図書館学セミナーを下記の要領で開催します。本セミナーは,日本図書館研究会と上海市図書館学会との国際交流協定に基づき,2001年度から中国と日本で相互に開催されてきました。コロナ禍のため2020年度より延期されていましたが,この度,情報知識学会とも共催の上,開催の運びとなりました。多数のご参加をお待ちしております。

テ ー マ:図書館DXの可能性:日本・中国における変革の潮流と実践的取り組み
日  時:2023年12月2日(土)13:30~16:40
          12月3日(日)10:00~16:30
会  場:同志社大学今出川キャンパス 良心館RY203教室
主  催:日本図書館研究会,上海市図書館学会
共  催:情報知識学会(第28回 情報知識学フォーラム
開催形式:対面のみ(Web配信はありません)
参 加 費:日本図書館研究会または情報知識学会の会員:無料*
     非会員:3,000円(団体会員は「非会員」扱い)
     非会員学生:1,500円
     *今回は,情報知識学会との共催にともない,両会員の参加費を無料とします。
  ※参加費は当日徴収いたします(お釣りのないようご用意ください)。
  ※申込時に入会いただきますと,参加費は「会員」扱いとなります。ぜひこの機会に入会をご検討ください。
参加申込:2023年11月24日(金)28日(火)までに(期限を延長しました),当会ホームページの入力フォームでお申込みください。
      入力フォーム:https://forms.gle/7H8ukHbP9kEHDU9N8 →申込受付は終了しました。
ポスター発表:応募方法等は、「第28回 情報知識学フォーラム」ウェブページの案内をご確認ください。→応募受付は終了しました。

◇第14回国際図書館学セミナープログラム◇

12月2日(土)
 受  付 13:00~13:30
 第1日開会挨拶 日本図書館研究会 国際交流委員長 赤澤 久弥 13:30~13:40
 開会挨拶 日本図書館研究会 理事長 原田 隆史 13:40~13:50
      上海市図書館学会 理事長 陈 超(代読) 13:50~14:00
      情報知識学会   副会長 長塚 隆 14:00~14:10

 発  表 司会:日置 将之(日本図書館研究会研究委員長)
      通訳:王 令薇(桃山学院大学・立命館大学非常勤講師)

 1.長塚 隆(鶴見大学名誉教授,情報知識学会副会長) 14:10~14:55
    基調講演「A perspective on the Possibility of Library DX in a long-time span」(図書館DXの可能性を巡る長期的展望)(発表言語:英語)

 2.彭 偉(上海図書館専門サービスセンター) 14:55~15:40
    基調講演「From Digitization to Transformation: The Shanghai Library Journey through the Evolution of DX : A Case Study Analysis」(デジタル化から変革へ:上海図書館のDX過程を通した事例分析)(発表言語:英語)

      〈休 憩〉 15:40~15:55

 3.福島 幸宏(慶應義塾大学文学部),菊池 信彦(国文学研究資料館) 15:55~16:40
    「日本における図書館DXと人文学の未来」(発表言語:日本語)

12月3日(日)
 受  付 9:30~10:00
 第2日開会挨拶 情報知識学会 第28回情報知識学フォーラム実行委員長 田窪 直規 10:00~10:10
 ポスターセッション 10:10~11:00
  1.視覚障害者の「遊び」におけるアクセシビリティと面白さ及び情報負荷に関する考察:トランプとテレビゲームの比較
      小川 雄太(公益財団法人兵庫県スポーツ協会),宮本 行庸(神戸学院大学経営学部)
  2.スタイルガイド類にみるアーカイブ資料の参照・引用記載方法
      五島 敏芳(京都大学総合博物館),戸田 健太郎(京都大学総合博物館)
  3.図書館に関する「思い出」の調査
      佐藤 翔(同志社大学),玉木 藍葉(同志社大学),由留木 那緒(同志社大学),竹村 宙(同志社大学),梶田 文親(同志社大学),武石 葵音(同志社大学),徳留 由乃(同志社大学),宮澤 智美(所属なし)
  4.大学図書館における学習支援サービスのための情報源としてのシラバス
      西浦 ミナ子(同志社大学免許資格課程センター)
  5.ChatGPTを用いた小説推薦の試み
      原田 隆史(同志社大学),池本 光(同志社大学),今井 仁晶(同志社大学),福添 敦大(同志社大学),宮澤 智美(所属なし),佐藤 翔(同志社大学)

 発  表 司会:河西 聖子(日本図書館研究会国際交流委員)
      通訳:王 令薇(桃山学院大学・立命館大学非常勤講師)

 4.樊 汝之(上海図書館利用者サービスセンター児童サービス部) 11:00~11:45
    「図書館DXによる,利用者が利便性を感じるサービス:上海図書館東館を事例として」(発表言語:日本語)

      〈休 憩〉11:45~13:00

 5.三浦 寛二(愛荘町立図書館),江上 敏哲(国際日本文化研究センター) 13:00~13:45
    「COVID-19の流行および少子高齢化による日本の公共図書館の変化」(発表言語:日本語)

 6.孙 玉婷(上海図書館読書活動推進センター広報推進部) 13:45~14:30
    「以上海图书馆为例,浅析数字化转型背景下阅读推广活动的创新尝试」(DXを背景とした読書推進活動の新たな取り組みの分析:上海図書館の事例から)(発表言語:中国語)

      〈休 憩〉 14:30~14:45

 シンポジウム 14:45~16:30
     コーディネーター:原田 隆史(同志社大学,日本図書館研究会理事長,情報知識学会長)
     通 訳:王 令薇(桃山学院大学・立命館大学非常勤講師)

  テーマ:図書館DXの可能性:日本・中国における変革の潮流と実践的取り組み
  パネリスト:彭 偉・樊 汝之・孙 玉婷・長塚 隆・福島 幸宏・三浦 寛二

【シンポジウムの趣旨】
 DX(デジタル・トランスフォーメーション)は,図書館の在り方にも変革をもたらしつつあります。それは,すでにデジタル化が進展しているコンテンツの変化はもとより,社会のデジタル化を前提とした利用者の変化でもあります。こうした潮流は,館種を問わず,進みこそすれ留まることはないでしょう。今回のシンポジウムでは,日中の状況と最新の取り組みを共有することで,国際的な観点から,DXにおける図書館の新たな可能性を考えます。

その他:
※プログラムの発表言語に記載のとおり,日本語のほか英語と中国語による発表があります。中国語の発表・発言には,通訳がつきます。
※予稿集は,情報知識学会誌 Vol.33 No.4 (2023.12)として発行され,J-Stageで公開されます。

〈お 願 い〉

1.以下のことについてご希望の場合は,お申込みの際にお知らせください。
 ①手話通訳(日本手話・日本語対応手話)・音声読み上げ用の予稿ファイルをご希望の方
 ②出張での参加のため公式文書や請求書(銀行振込用)の必要な方
 ③参加者名簿(配布用)にお名前・ご所属の掲載を希望されない方(ご指示がない場合は,お申込みのとおり記載のうえ,参加者に配布します)
  ※①をご希望の方は,手配等に時間がかかりますので,できるだけ早くご連絡ください。またご要望に応えられない場合があります。
2.参加申込入力用のGoogleフォームから,記入内容を記載したメールが自動送信されますので,ご確認ください。メールが届かない場合は受信できていない可能性がありますので,下記のアドレスにご連絡ください。
   E-mail: nalkokusai2023@gmail.com(本件専用アドレス)
3.参加申込期限と同じく,振込期限も11月24日(金)としますので,非会員のかたは早めの手続きをお願いします。(原則返金はいたしません。)振込確認をもって受付完了とします。 ゆうちょ銀行 振込用口座 00910-0-57558 口座名 日本図書館研究会(他金融機関からの振込用口座番号  099店 当座 0057558)
  参加費は当日徴収といたします。お釣りのないようご用意ください。
4.宿泊の斡旋はしておりません。各自お早めにご用意ください。
5.大学内に駐車場はありません。公共交通機関でご参加ください。
6.キャンパス内(建物・敷地内),および周辺道路は全面禁煙です。

[交通案内]同志社大学今出川キャンパス 良心館RY203教室
      所在地:〒602-8580 京都市上京区今出川通烏丸東入
      ・京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅から徒歩1分
      ・京阪電車「出町柳」駅から徒歩15分
      ・バス停「烏丸今出川」から徒歩1分
(交通アクセス)
  https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/access/imadegawa.html
(キャンパスマップ)
  https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/imadegawa/overview.html