日本図書館研究会のブロックセミナーは、1996年の50周年を機会に継続的事業として設けられた。
本会の諸研究活動は京阪神を中心にする場合がほとんどで、関西以外の会員にとっては、『界』が唯一の接触の機会であった。こうした現状を改善するために、また本会の研究活動を伸展させるために構想された。

〇セミナーの開始と形式
このセミナーはブロックの会員が日図研事務局へ申し出ることによって動き始める。
1日のセミナーで、当地の状況に応じて柔軟にプログラムを組んでいただくこととしている。
地域の事情に応じてオンラインを活用することも考えられる。なお参加費をとるか否かなども、当地にゆだねられている。

〇セミナーの運営
運営面では他の大会・研究会と異なり、研究委員会の管轄ではなく、ブロック・セミナー担当理事を置く方式をとっている。これは研究委員会の過重負担を避ける意味と、主たる業務が連絡と調整にあるためである。
各ブロック会員の開催要求(開催地、テーマ、講師の人選など)を最大限に尊重しつつ、当の会員、ブロックセミナー担当理事による調整、および担当理事から当該ブロックの評議員への報告を経てセミナーを実施する。

〇ブロックにおける運営
セミナーの運営には事務的なことも含め、できるだけ開催希望者を中心に、当地の会員や評議員の積極的な協力を得たいと考えている。また必要に応じて、ブロックセミナー担当理事と日図研事務局が仕事を担う。

〇日図研と担当理事の役割
日図研は講師の派遣費と謝礼、会場費など、原則として全経費を負担する。
担当理事は当地の開催希望者や運営協力者と企画についての調整、『界』への案内の作成などを担当する。
経費、当日の事務局開設と資料販売、ブロックの会員に配布する案内の発送ラベルの用意などについては日図研事務局の助力も得る。

〇開催希望の申し出
1年間に2ブロック程度でセミナーを開催する。会員からの積極的な申し出を期待している。
申し出は日図研事務局、ブロック・セミナー担当理事、あるいは当該ブロックの評議員で受付ける。
日図研事務局 電話 and FAX:06-6225-2530 E-mail:nittoken@ray.ocn.ne.jp *「@」は半角で

これまでのセミナー

※2020年度以前は、旧ウェブサイトアーカイブへリンクしています(表示できない場合は、URLで “http://” を指定してください)

開催日地区(開催地)テーマ講師等リンク
2020年度
2021.3.13九州地区(オンライン)Society5.0 における公共図書館の役割糸賀雅児案内
2018年度
2018.6.23関東地区(宇都宮市)公共図書館と学校図書館のこれから-図書館づくりの課題と展望-塩見昇報告案内
2017年度
2017.11.23四国地区(高知市)図書館現場における著作権法山本順一案内
2017.2.12九州地区(鹿児島市)すべての人に読書の喜びを嶋田学、松田ひとみ、矢部剛、木原正雄報告案内
2016年度
2016.9.12中国地区(松江市)あらためて障がい者サービスを考える前田章夫案内
2015年度
2016.2.15九州地区(熊本市)図書館における合理的配慮の提供に向けて野口武悟、常世田良報告案内
2014年度
2015.2.16九州地区(大分市)これからの公立図書館のあり方塩見昇、岸本岳文案内
2013年度
2014.2.8東海地区(名古屋市)図書館の今から未来へ-さあ,前を向いて行こう-田中敦司ほか報告案内
2012年度
2013.2.17東北地区(郡山市)図書館の力・本の力草谷桂子報告案内
2012.12.1九州地区(佐賀市)法に絡んだ日常の疑問を考える山本順一報告案内
2011年度
2012.1.23四国地区(徳島市)県立図書館と市町村立図書館-連携・協力のあり方-千歳則雄報告案内
2010年度
2010.9.6九州地区(宜野湾市)学校図書館・学校司書の可能性五十嵐絹子報告案内
2010.6.12東北地区(福島市)著作権法の改正により広がる図書館の障害者サービス梅田ひろみ,山内薫報告案内
2008年度
2008.6.29九州地区(宮崎市)学校図書館の今日的課題と求められるあり方塩見昇、北村幸子報告案内
2007年度
2007.11.24北海道地区(恵庭市)ほんものの図書館を未来に伝えるために、市民とともに今できることは何か西村一夫、永井悦重案内
2006年度
2007.3.12東北地区(仙台市)活気ある役立つ図書館づくりのために~あらためて「貸出」と職員の役割を考える田井郁久雄案内
2006.5.26九州地区(大野城市)現代社会において公立図書館の果たすべき役割は何か糸賀雅児、山口源治郎報告案内
2005年度
2006.3.27中国地区(斐川町)公共図書館と学校図書館の連携・公共図書館の学校図書館への支援を考える北村幸子ほか報告案内
2005.9.19九州地区(諫早市)図書館をめぐる現代的課題山口源治郎報告案内
2004年度
2004.9.20九州地区(横島町)学校図書館と公共図書館の課題と連携明定義人、永井悦重報告案内
2003年度
2003.9.20九州地区(佐賀市)子どもの読書活動推進計画」策定に市民の声を -全国各地の状況をふまえて中多泰子案内
2003.7.20東海地区(稲沢市)これからの図書館づくりと市民参加塩見昇ほか 
2002年度
2003.2.17中国地区(岡山市)いま,レファレンスサービスはどうあるべきか守谷信二、國松完二 
2002.9.30四国地区(徳島市)「公立図書館のあり方」を考える前川恒雄 
2002.6.29九州地区(鹿児島市)学校図書館のこれからを考える塩見昇、北村幸子 
2001年度
2002.3.7近畿地区(大和郡山市)奈良県の<図書館づくり>の充実を求めて岸本岳文、塩見昇 
2001.12.3東北地区(仙台市)公立図書館と著作権山本順一 
2001.11.18中国地区(浜田市)住民に役立つ図書館づくり白根一夫、植松貞夫 
2000年度
2001.3.4九州地区(福岡市)分権・行革の時代に -公共図書館が公立であることの意味を考える-山口源治郎、伊藤昭治案内
2000.8.22中国地区(鳥取市)学校図書館の確かな未来を築くために梅本恵、北村幸子案内
1999年度
2000.1.9中国地区(岡山市)行政の立場と図書館の立場山口源治郎、西村一夫案内
1999.11.29四国地区(那賀川町)市町村立図書館のあり方を考える國松完二案内
1999.6.19東海地区(名古屋市)学校図書館で何ができるか塩見昇、土居陽子案内
1998年度
1998.6.4北陸地区(金沢市)こうすれば利用がふえる伊藤昭治案内
1997年度
1998.3.18九州地区(久留米市)多文化サービスの現状と課題竹島昭雄、村岡和彦案内
1997.12.15北海道地区(札幌市)利用者の要求に応える図書館を目指して伊藤昭治、山口源治郎 
1996年度
1997.3.7九州地区(福岡市)あらためて職員問題を考える松岡要、山口源治郎案内
1997.1.12中国地区(岡山市)いま、図書館職員に何が求められているか塩見昇、伊藤昭治 
1996.11.28関東地区(調布市)公立図書館の蔵書構成-求める人にもとめるものを山本昭和